メンバー
所長 豊田 裕章 toyoda hiroaki
国際日本文化研究センター客員教授。大阪大学博士(文学)。専門は歴史学。主要研究テーマは、東アジアの都城・宮室と礼制との関わり、水無瀬離宮をはじめとする離宮や有力貴族の山荘、北摂の地域史。【水無瀬離宮に関する近年の主な論文】・「後鳥羽上皇の水無瀬殿(水無瀬離宮)における政務の裁定について」古 代 文化 . 2020. 71. 4.・「水無瀬離宮(水無瀬殿)の空間構成と機能について」京都 女子 大学 宗教 ・文 化研 究 所『 研究 紀要 』第 32号 . 2019.・「後鳥羽上皇の水無瀬離宮(水無瀬殿)の構造とその選地設計思想について」京 都 大学 人文 科学 研究 所『天 と 地の 科学 ―東 と西 の出会 い 』 2019.・「水無瀬殿(水無瀬離宮)の都市史ならびに庭園史的意義」奈 良 文化 財研 究所 研究 論集 18『 中世 庭園 の研 究― 鎌倉・ 室 町時 代― 』 2016、「アジアから見た日本の都城」川尻秋生編『古代の都城と交通』竹林舎2019、等
研究協力者 長宗 繁一 nagamune shigeichi
1976年11月財団法人京都市埋蔵文化財研究所設立時に入所。以後、市内各遺跡の発掘調査に従事。資料課長、京都市考古資料館館長を経て退職し、公益財団法人京都市生涯学習振興財団に勤務、京都学講座や京都市平安京創生館などを担当し退任。現在、京都市平安京創生館展示補助員として継続中。
(最近の著作や活動)「古都探訪」(『創造する市民』、公益財団法人京都市生涯学習振興財団)石碑紹介。
・「大仏殿復元試案―発掘調査成果からのアプローチ―」(『日本史研究』698 号-小特集「東山大仏と豊臣政権」-、日本史研究会発行、2020 年)。
・『平安京跡データベース』立命館大学アート・リサーチセンター、立命館大学歴史都市防災研究所、京都市生涯学習総合センター(https://heiankyoexcavationdb-rstgis.hub.arcgis.com/)に参画し、「平安宮中央部の新復元案」(PDF)とデータを公開(2021年12月)。
・『平安京百景-京都市平安京創生館展示図録-』(公益財団法人 京都市生涯学習振興財団、山代印刷株式会社、2021年)(分担執筆)。
・「平安京前期右京域の様相」(『条里制・古代都市研究』第37号、条里制・古代都市研究会、2022年)。
・古代学協会 2023年度「古代学講座」で「講座名:重層する京都―イメージマップでめぐる京都の歴史―」を担当した。
2023年4月~9月
第1回 平安京復元模型と「平安京跡イメージマップ」 平安京・平安宮の復元図を紹介
第2回 平安京復元模型・上杉本洛中洛外図と「ヤマシロイメージマップ」 京都盆地の復元図を紹介
第3回 平安京復元模型と「法住寺殿」、そして「東山大仏」(方広寺)へ 東山七条末に築かれた院政期後白河上皇の法住寺殿の復元図を紹介 秀吉・秀頼の築いた東山大仏と豊国廟の復元図を紹介
第4回 鳥羽離宮復元模型と「鳥羽殿復元図」・「久我殿復元図」院政期白河上皇と鳥羽上皇による鳥羽殿の復元図を紹介
鳥羽殿の西側、桂川をはさんで築かれた久我殿の復元図を紹介
第5回 「古代の畿内」そして「古代の日本」へ 『平安京百景』の担当復元図を紹介
事務局 矢吹 聖子 yabuki seiko
沿革
当研究所の所長である豊田裕章は、平成20(2008)年から水無瀬殿(水無瀬離宮)の研究に取り組んできました。そして、令和6(2024)年に、長宗繁一氏と矢吹聖子氏のご協力を得て、水無瀬殿(水無瀬離宮)研究所を立ち上げることとなりました。なお、本ホームページの制作には、JSPS科研費の助成21K20042を受けています。